しゅごきゃら

2009年8月13日から23日まで
銀座 博品館劇場で行われた
ミュージカル『しゅごキャラ』

その公演を収録した
「DVD付き限定版『しゅごキャラ!』第10巻」を
通販で購入して先日届きました

このミュージカル
公演自体には行かなかったんですが
おなじみ「しゅごキャラエッグ」のメンバーが出演しており
特に主演のゆうかりんが大変がんばったということだったので
DVDつきコミックを買ってみたのです


原作の少女漫画「しゅごキャラ」方をあまりよく知らないので
DVDを開封する前に近所のネットカフェに行って
ひととおり読んでみました

※以下 作品の内容に関する記述があります

実はこの「しゅごキャラ」
2年ちょっと前にも今回と同じネットカフェで
読もうとしたことがあります

その頃結成されたBuono!
「しゅごキャラ」のアニメの主題歌を
歌うことになり
また
後に首相になった麻生太郎氏が
同じ作者の漫画「ローゼンメイデン」を
読んでいたという噂で
当時話題になっていました

そんなこともあって手にとってみたんですが
ちょっと読んだだけだったので
なんか合わないと思って
棚に戻してしまったのです

しかし
今回再びじっくり読んでみて
考えを改めました

子供が持つ将来の夢だという「こころのたまご」
そしてそこから孵化する妖精「しゅごキャラ」という
ファンタジー設定を用いて
健全な向上心の大切さなどを描くという
古典的な児童文学に通じるような内容です

あらゆる問題解決はスポーツや喧嘩の勝ち負けであり
相手を敗北させ消し去るのが解決
正義は常に強くて勝つというご都合主義の
他の多くの子供向け作品とはまったく異なります

さて
ミュージカルについてですが
キャスティングそしてストーリーについて
関係する各企業がまずい形で「大人の事情」を持ち出したため
現場との間に大きな不協和音が生まれたというような話が
事前に関係者からネット上に漏れていました

奇しくも原作「しゅごキャラ」のストーリーにある
「『こころのたまご』を失った人たちによって引き起こされた夢の挫折」
のような事態です

しかし関係者は困難な状況でこの仕事を見事やり遂げました

ゆうかりんのがんばりもブログで報告され続け
稽古を通じて一回り大きくなった様子がわかりました

ミュージカルは自分の読んだ部分よりちょっと先までを
ほぼ忠実にダイジェストで再現していましたが
よかったのかどうか…

しゅごキャラエッグの中では
やはり演技に定評のあるかにょんが
歌でもせりふでもきわだって映えていました

主役のゆうかりんは
過去のシングルで特徴的だった高音が
こういう舞台では重みのない平板な声に聞こえてしまって
不利だったように思います

でも
平素の性格と異なる乱暴なキャラ(原作ではクールと呼ぶ)を
出ずっぱりでよく演じていました

あと他のキャラクターは
外見の再現度に感心しました

企業からの横やりで付け加えられたと言われる
「しゅごキャラ」のマペットによる表現については
公演当時不評が聞こえていましたが
DVDでは必要なときにカメラでアップにされるため
わりと自然になっていました

作中の変身シーンである「キャラなり」は
舞台袖に下がって着替えてから登場するという形で
表現していましたが
日本伝統の「黒子がひもを引くと変身する」の手法は
できなかったのでしょうか

原作でビーム状のものが出る技も
身振りをすると相手が勝手に倒れ
夢を失った「こころのたまご」である「×たま」は
黒タイツの人物が特撮ヒーローものの戦闘員のように
わらわらと登場することで表現

その辺には上からの横やりがある中で
さらにマンガを舞台で表現しようとした苦労がしのばれます

大人はいろいろ反省すべきでしょうが
各キャラクターを見事演じきった若い才能に敬意を表します



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